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不知火(しらぬい)は、九州に伝わる怪火の一種。旧暦7月の晦日の風の弱い新月の夜などに、八代海や有明海に現れるという。なお、現在も見え、大気光学現象の一つとされている。 == 概要 == 海岸から数キロメートルの沖に、始めは一つか二つ、「親火(おやび)」と呼ばれる火が出現する。それが左右に分かれて数を増やしていき、最終的には数百から数千もの火が横並びに並ぶ。その距離は4〜8キロメートルにも及ぶという〔。また引潮が最大となる午前3時から前後2時間ほどが最も不知火の見える時間帯とされる。 水面近くからは見えず、海面から10メートルほどの高さの場所から確認できるという〔。また不知火に決して近づくことはできず、近づくと火が遠ざかって行く〔。かつては龍神の灯火といわれ、付近の漁村では不知火の見える日に漁に出ることを禁じていた。 『日本書紀』『肥前国風土記』『肥後国風土記』などによれば、景行天皇が九州南部の先住民を征伐するために熊本を訪れた所、この不知火を目印にして船を進めたとされている〔〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不知火 (妖怪)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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